双極性社会復帰

双極性障害II型女性のゆっくり復帰体験記

7. メンタルクリニック、今の先生にした理由

双極性障害II型寛解で、社会復帰にゆるやかにチャレンジしているsakuの体験記です。

 

今のメンタルクリニックの先生には3年2か月ほどかかっています。

理由は複数あるけれど、きっかけは以前の勤め先の産業医からの勧め。

「薬の使い方や切り替え方がとても上手な先生だから」

 

それまでの先生もカウンセリングは良かったけれど、安定剤と睡眠薬だけの処方でなかなか症状が改善されませんでした(わたしの報告が完全ではなく「鬱ではなく双極性」という診断に至らなかったことにも大きな原因があります)。

「薬をしっかり使うことも考えた方がいいのでは」と言う産業医に背中を押され、思い切って転院しました。

 

通ってみて本当に、薬の使い分けがうまく打ち手が多い先生だなと実感しました。

効果が薄かったり相性が悪かったりしたらすぐに別の薬の提案が出てくるし、量もできるだけ調整して必要以上に飲まないようにしてくださる先生でした。

 

加えて、話を聞くのもうまく何でも話しやすいのです。

たとえば西洋医学的でない、東洋医学や民間療法(鍼灸やアロマや入浴剤など)にもわたしが目を向けていることを伝えても嫌な顔や否定をされることはなく

「普段の生活で自分ができることを試して観察するのもいいと思いますよ」

という見解でした。

男性医師ですが、月経のサイクルなど婦人科的な報告もあまり抵抗なくできています。

 

そして、投薬以外の治療法も提案してもらえます。

わたしは認知行動療法とヨガを勧められ、自分のペースで取り組んでは報告しています。

認知行動療法は置かれた状況下での自分の感情パターンを把握し、どう対処するか考えて行動することで、自身の問題を当事者で解決できるようにする療法。

主に仕事で意識的に活用していたところ、ストレス耐性が少し上がりましたねと言われました。

ヨガは、ほとんどサボってしまっているのですが、わたしの場合は浅い呼吸を改善すること、身体の力を習慣的に抜くことのトレーニングで自律神経の向上を目指します。

 

メンタルクリニックの今の先生にした理由、最後にまとめると

  1. 薬の使い分け方がうまく打ち手が多い
  2. カウンセリングでは話を否定せずに聞いてくれるしデリケートな話題も抵抗なく話せる
  3. 投薬以外の治療法も提案してくれる

となります。

この先生と社会復帰前も含め3年と少しの期間、二人三脚で頑張っております。