双極性社会復帰

双極性障害II型女性のゆっくり復帰体験記

5. ロングバケーション 2

双極性障害II型寛解で、社会復帰にゆるやかにチャレンジしているsakuの体験記です。

 

前回の記事のつづきで、無職になり休養していた時の過ごし方の記録です。

 

休養2年目にはきちんとライターの勉強をしてみたくなり講座に通いました。

しかし猛暑で体調不良になり意欲も落ちてしまったのでやむなく中退。

ただ、文章の表面に出てしまう自分の好き嫌いなど、弱みについて知ることができたのは収穫でした。

コースは中退してしまいましたが、休養期間の終わりの方にはCrowdWorksで少しライティングのお仕事をさせて頂きました。

書く難しさよりも納期を守ることへの緊張感がかなりありましたが、クライアント様には継続の相談も頂くことができました。

 

お金は減っていくけれど、実家には帰りませんでした。

正しいことなのかは分かりませんが理由は環境のことなど色々です。

実家の家族からは心配してもらえたり気遣ってもらえたりすることもあれば、双極性障害への理解が足りずに「甘えている」「そのぐらいのことで気にするなんて」と言われることもありました。

なるべく病気について話す努力をし、親が上京する際に主治医の事前の同意のもとカウンセリングに同行してもらうこともしました。

 

東京の昔からの友人には同じようにメンタルやほかの病気とともに生活する人も何人かいるので、たまに会って情報交換やアフタヌーンティーなどの気分転換をしました。

そうでない友人とも時々会い、それは自分の病気のことを考えないで楽しく過ごせる貴重な時間でした。

 

何もないようで色々あった2年間でした。