13. 双極性カウンセリングのこころがけ
双極性障害II型寛解で、社会復帰にゆるやかにチャレンジしているsakuの体験記です。
わたしは、仕事の後に週1回程度の頻度で都心のメンタルクリニックに通っています(7. メンタルクリニック、今の先生にした理由 - 双極性社会復帰)。
そのクリニックでは治療はカウンセリングによる診療と薬の処方が中心です。
自身の見解として、カウンセリングの内容によって治療方針や薬の処方が決められるので、治療がうまく行くかどうかは自分からの発信の仕方によるところが大きいのではないかと考えています。
ここではカウンセリングで心がけていることをご紹介したいと思います。
診察時間には限りがあります。
先生とうまく二人三脚できるよう、できる範囲で要点を整理して通院の道すがら、あるいは待合室でもいい、何を話して相談するのかをちょっとでもシミュレーションしています。
慣れないうちは、体調を手帳に簡単に記録したり報告事項を箇条書きにしておくことも。
キーワードだけでもいいです。
診察室のドアを開けてからその場で思いついたままとつとつと話すよりも、問題点や規則性が見えてくるのではないかと思います。
以下は、自己流のレポート項目です。
- 気分が落ちているか、上がっているか
- 婦人科的にどの期間か(PMS、月経中など)
- 睡眠の深さ、長さは十分か
- 胃腸の具合(食欲、お通じ)
- 前回の処方の効き目をどう感じるか
- 人の集まるところに顔を出せたか
- 読書や音楽や映画などの娯楽を楽しめたか
- 低気圧のときにだるくなったり頭痛が起きたりしていないか
- 仕事に集中できたか
- 料理など段取りを考える作業はできたか
- 体調に限らず、あれば何か悩み
特に「これを必ず話すように」と決められているわけではないですが、まとめやすいようリストに沿って報告を考えています(特に変わったことが起きていないトピックは飛ばします)。
それを基に主治医が処方をし、より生活しやすいことを願いながらまた新しい一週間を手探りで過ごすのが、わたしのここ3年ほどのサイクルです。