双極性社会復帰

双極性障害II型女性のゆっくり復帰体験記

6.双極性障害II型、わたしの状態推移

双極性障害II型寛解で、社会復帰にゆるやかにチャレンジしているsakuの体験記です。

 

双極性障害II型を持っている私は、軽躁状態うつ状態の間を行き来しています。

以下はわたしの場合の状態推移です。

 

<うつ> 

  • 起きられない、常に眠っていたい
  • 眠っているときに悪夢を見る、脂汗をかく
  • 食欲がない、料理をする気力がない
  • 入浴する気力がない
  • この先の人生にいいことは起きないと考える

※自身に関しては一番重い状態でも希死念慮(きしねんりょ:死について考え、望むこと)が起きないことがまだ幸いです

 

<バランスのとれたニュートラルな状態>

  • 眠剤なしでしっかり睡眠がとれる
  • 自炊のプロセスを楽しみ、食事がしっかりとできる
  • 問題点について感情的になりすぎずに対処を考えることができる
  • 毎日入浴ができる
  • ネガティブになりすぎずにいられる

 

<軽躁状態

  • 1日3時間程度の睡眠などあまり眠れないが、なぜか元気
  • 仕事の集中力、効率、精度が飛躍的に上がる
  • 思考速度が上がる
  • 料理を何品も作り続ける
  • 毎日入浴ができる
  • 高揚感があり少しそわそわした気持ちになる

 

「軽躁状態」というのは、わたしにとっては漫画『ドラゴンボール』の界王拳という技に近い気がします。

一時的に自分の能力を何倍かに上げられる反面、上げすぎるとその後で無理が来てガタガタになってしまう。

躁状態からうつ状態に落ちるのに似ています。

 

仕事を再び始める前も、今も基本的なサイクルは同じです。

ただ治療を続け、振れ幅が大分小さくなりました。

鬱病ではなく双極性障害と診断されてリチウムを服用するようになってから、鬱々としていても悪夢を見たり脂汗をかくことはほとんどなくなりました。

寝込むのも週末だけで何とかなっています。

躁状態は「来たな」と思ったら、熱中していることをあるポイントでしっかり中断することを意識し、眠剤を飲み眠りを確保することで行きすぎないようにコントロールしています。